プロテインスキマーを作ったけど、失敗に終わった…
プロテインスキマー
アクアリウムを行う上で、水質の安定させることが一番の大仕事。
特に海水を扱う際は、残餌や糞など(タンパク質)が分解されアンモニア(NH3)が発生し、
生体が危険な環境にさらされることになります。
餌をあげないなんてことはできませんからね。
そこでタンパク質の段階で除去してしまおう!と言うのがプロテインスキマーになります。
原理としては、泡を発生させるとタンパク質が泡の膜になり取り除けるわけですかね。
方法としては、エアーポンプを使ったエアーリフト式とモーターとインペラーを使ったベンチュリー式があります。
エアーリフト式
エアーポンプを使ってのエアーリフトは、木製のエアーストーンなど泡が微細なものが出るものを用意する。ただ、エアーストーンはすぐ詰まりやすいので定期的な交換が必要です。
エアーリフト式を使う水槽は、小型の水槽に向いています。
筒の中で泡が消え切らないと塩ダレを起こします。
ベンチュリー式
モーターの力を使ったベンチュリー式は、ポンプの要領で水を流しつつ空気も取り込みながら空気と海水をインペラーでかき混ぜるため、細かな泡が発生し多くのタンパク質を取り除くことが可能です。
また、塩ダレを発生させることなく水中の溶存酸素を増やせることも特徴です。
ただし、強力なのでカルシウムなども失われていきやすいので、サンゴなども飼育している方はカルシウムリアクターも必要なります。
ちなみに、アンモニアは魚達には悪影響ですが、サンゴなどにはあまり影響はないようです。
サンゴはアンモニア⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩の過程の硝酸塩が悪影響を及ぼします。
いずれにせよ、最初に取ってしまうのが良いですね。
プロテインスキマーを作ってみる
まず、なぜ自分で作ろうとしたか…
単純にプロテインスキマーが高いからです!w
用意したもの
- 化粧水を入れるボトル2本(100均で購入)
- バスコーク(水槽にも使えるもの)
- 内径8mmのホース(エアポンプ用のホースより太いのがいいですね。)
- エアポンプ
- エアポンプ用ホース
- エアーストーン(木製のものを使いました)
行う作業
ボトルの細いほうの蓋にホースが通せる穴をあけます。
途中が無かったです(-_-;)ごめんなさい
細いボトルは底も切り取ります。
太いほうにはめ込んで、穴からエアポンプと汚れ排出用のホースを差し込みます。
汚れ排出用のホースは深く差し込むと上手く出てこないので、差し込みすぎずにギリ刺さっている程度にします。
接合部をバスコークで止めます。
エアー漏れが起きると泡が漏れ出すのでシッカリと行う。
水槽内に入れるので水につけてあく抜きはしましょう!
排出用のホースの先に汚れを溜めるためにペットボトルをくっ付ければ完了です!
見栄え悪いですね(-_-;)
使わなくなったのはそれが大きいですね(-_-;)
実際使ってみた
設置する高さは稼働しながら、排出する汚れと相談ですね。
低すぎると海水がガンガン出ていきますし、高いと何も出てこないです(-_-;)
なんだかんだ、エアーポンプも含め全て揃えると3000円くらいになりそうです。
このクオリティで3000円であれば、材料をもう少し考えなおしたほうが良いですね。
もしくは、買ったほうがいいです!((((((((((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
改良版を作った
油膜取るために外掛け式フィルターへ塩ビを繋げています。切込みは加工してます。
2代目プロテインスキマーは、丸形のタッパーと水やお茶などを入れる容器を使っています。
2つの容器のつなぎ目や中に入った海水が外に戻るように塩ビを使っています。
極力、バスコークなど使わないようにしてます。
水槽からエアーリフトで上げられた海水の泡は上の容器にあがり、泡以外は塩ビに降りて再び水槽へ。
上の容器に溜まった汚れは、外の容器に排出されるようになっています。
かかった費用も1代目とあまり変わりません。
バスコークは使わず、穴をピッタリにしてつけたりゴムパッキンなどを使っています。
このように見栄えは置いといて作れなくもないので、作ってみたい人はどうぞ試してみてください。
作っている時って楽しいですよねw
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