ナチュラル海水水槽への道その1

無換水水槽を作ってみたい

そもそも換水(水換え)をするのが手間であり、忘れることも多々あるから
何とかその手間を省けないかと思い調べたのが始まりです。

無換水水槽を作るうえで大切なことは、水が生きた水になり、自然界のように分解や還元が起きることです。

通常の水槽では、残餌や糞などに含まれるタンパク質が分解されて行く過程で、
アンモニア⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩となっていきます。
そして、硝酸塩は分解されず蓄積され、生体にとって毒となります。
少量なら問題ないようですが、大量になると問題ありですね。

それでふと色々調べると硝酸塩は嫌気性バクテリアを使い還元し窒素や硫化水素にできる。
その際に必要な物は硝酸塩と糖類などであり、糖類はシアノバクテリアによって生成することが出来る。
こんな感じなことが見つかりました。

ただし、シアノバクテリアは見栄えが悪いために皆に嫌われてますね。
藍藻類などが、シアノバクテリアの集まりですね。それに、毒性のあるシアノバクテリアもいるようなので難しいですね。
それとシアノバクテリアは水流が弱い淀んだ場所に繁殖します。理由は、貼り付ける力がないからです。

無換水水槽の構造を考える

なんか汚いですねw(*_ _)人ゴメンナサイ

イメージ的にはこんな感じです!
シアノバクテリアが硝酸塩やアンモニアから糖や窒素に合成します。
*ただし、シアノバクテリアは窒素同化も行うため、窒素からアンモニアなども作ってしまいます。
嫌気性バクテリアは硝酸塩を還元するために糖(炭素)を必要なようで、シアノが生成した糖をエネルギーに硝酸塩から窒素や硫化水素を作り出します。
*ただし、硫化水素は猛毒のため発生量によって生体が危機的状況に陥ります。プラス、臭いw

一先ず、この当時(無換水水槽を作ろうとした年、2013年に調べたことです)

60cm水槽で作成してみます

60cm水槽でナチュラル水槽と言うのは、無謀な気がしますが、この当時は考えてませんでした。
部屋に置けるサイズかつ余った水槽=60cm規格水槽と言う感じです。

肝心なのは嫌気性バクテリアとシアノテリアを生存させるために、淀みを作ることと無酸素エリアを作りことです。

貧酸素・無酸素層は砂をどの程度の厚さにすればよいかは意見がマチマチでして、5cmと言ってたり10cm以上と言っていたりします。
よって10cm以上を目指すことにしました。

淀みを作るために用意(台所用品)

この中でシアノバクテリアを育てます。


底砂は、みんな大好きチャームさんにて購入ですw
用意した量は、10番⇒5kg、3番⇒5kg、0番⇒7kgです。
粗いものから下から敷いていきます。粗いものは厚さを稼げますが、細かくないと酸素がない場所が作れないです。
そして、敷いた物が下の写真です。

10cmに到達できませんでした。
おそらく、0番は5kgではなく10kg、3番は5kgではなく7kgほど欲しかったですかね。

嫌気性バクテリアのことしか触れていませんが、好気性バクテリアも必要です。
ライブロックを使って繁殖を行ってもらいます!