Chromecastで「APアイソレーションが有効です」となってしまう

APアイソレーションとは

一言で言うと、ローカルネットワーク内(ご自宅のネットワーク)において端末同士が通信をすることを制限する機能。
よって有効の場合、Chromecastをスマホから操作できなくなります

ネットワークに悪意ある人が接続した場合でも他の端末に接続できないと安心です。

ファイアウォールが外部からの侵入を防いでくれます。
なので、基本的にセキュリティー対策をしっかりしていれば、外部からの侵入や情報漏洩等が防ぐことができます(どんなに良いシステムでも外部に接続している以上は100%安全とは言い難いですが…)

家の中なら安全と思う方もいるかもしれませんが…
外からデータを持ってきたり、家に遊びに来た友人が接続したりする場合があり、もしもそれらが悪意のあるプログラムが入っていたりした場合、他の端末が危険な状態になります。

また、ホテルなどのフリーWi-Fiなどでは様々な方がアクセスしているため、「APアイソレーション」が有効になっていないと繋いでいる全ての端末が危険な状態に陥ります。
*最近はWi-Fi接続を監視もしてくれるセキュリティーソフトが多数あるため、昔に比べたら安全にはなってますがね。

APアイソレーションを無効にする

この機能が有効な場合は、無効にする必要があります。
通常、家庭向けに販売されている無線ルーターは、無効が標準設定だったりしますが、一部有効になっているものがあるようです。また、何らかの操作で有効にしてしまった場合もあるかと思います。
ポケットWi-Fiでも設定がありますので、ポケットWi-Fiを利用している方も設定が可能です。

無線ルーターの設定画面を開く必要がある

URLに無線ルーターのIPアドレスを入力する。

  • NTT光電話対応ルーター192.168.1.1
    ユーザー名:adminもしくはuser パスワードは初期設定で設定したもの
  • Buffaloルーター192.168.11.1
    ユーザー名:admin パスワード:passwordもしくはルーターに記載
  • NECルーター192.168.10.1
    ユーザー名:admin パスワードはルーターに記載
  • SoftbankAir172.16.255.254
    ユーザー名:user パスワード:user
  • Elecomルーター192.168.2.1
    ユーザー名:admin パスワードは初期設定時に設定したもの
  • Logitecルーター192.168.2.1
    ユーザー名:admin パスワード:adminもしくはルーターに記載
  • tp-linkルーターhttp://tplinkwifi.netもしくは192.168.0.1もしくは192.168.1.1
    ユーザー名:admin パスワード:admin

    などになります。
    ちなみに、adminとはAdministratorの略でシステム管理者のことをさしています

接続するIPアドレスは、各メーカーごとに異なります。

APアイソレーションを無効にする

メーカーごとに名称が異なりますが、主な呼ばれ方は「APアイソレーション」「プライバシーセパレーター」「無線LAN端末間の通信

名称によって、有効・無効であったり、許可・禁止だったりします。
*APアイソレーションの場合は、無効。〇〇の通信であれば許可。と言った感じになります。

項目は、無線LAN(2.4Ghzと5Ghzそれぞれ必要な場合あり)の基本設定や詳細設定に含まれます。

ルーターのIPアドレスが不明な場合

スマホの場合は、現在繋がっているWi-Fiの詳細表示行うとゲートウェイとの表示があります。
そこに書かれた物がルーターのIPアドレスになります。

パソコンの場合(Windows10)は、設定からネットワークとインターネット設定を開いた後でWi-Fiやイーサネットを開くと詳細が表示されいます。
その中のゲートウェイもしくはIPv4DNSサーバーに書かれたIPアドレスがルーターのIPの可能性があります。

*ルーターがAPモードやブリッジモードの場合、IPアドレスが変更されている場合があります。
取扱説明書などを確認してみてください。